人事評価制度を構成するパーツ(資格等級制度、評価項目+評価基準)の整備できたら、従業員への周知です。人事評価制度は従業員の理解、納得感があって生きた制度となるからです。
最初は期初の目標設定を考課者と被考課者との面談で決めることです。何をすれば、評価されるのかを従業員に納得してもらうことから始まります。期中にはフォローアップ面談を通じて進捗確認することも忘れずに。後は期末の実績確認の面談です。このサイクルを毎期繰り返すことになります。
人事評価の結果は昇給や賞与または退職金算定基礎に反映されます。従業員のモチベーションにもつながりますし、自分の将来を見通すうえでも指針となるからです。指摘された改善点や足りない点を今後の職業人生に役立てられます。従業員が能動的に行動するようになれば、人事評価制度が健全に運用されている証になります。 (終)